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中日双语 | 从“中国加油”到“共同加油”

佐藤祐介 人民中国 2020-03-03

「頑張れ」ではなく「頑張り合おう」


今年の春節は、例年通り新作中国映画を見て廟会を回り、休業しているレストランなどの前で長期休暇の不便さを感じていたはずだった。まさか映画が公開中止になり、映画館が一時閉館し、春節が終わっても鍵をかけたままの店が多い状況になるとは、春節が始まった直後は予想もしていなかった。


春節休暇が延長されても特にすることもなく、ずっと家にこもっているのも不健康的なので、繁華街はどうなっているのかと西単や王府井、国貿などを見て回った。もちろん人がいないことは分かっていたが、静かな雰囲気の中にも人々の生活の気配を感じられるのがかえって不気味だった。ひっそりとしたデパートに響く春節特有のめでたいBGMが虚しさに拍車をかけていた。開店休業状態の各店舗に無駄を感じたが、このような状態でも経済が完全に停滞したわけではないことが分かり、マスクをしながら持ち場に着いている店員や警備員には若干励まされた。


しかし街が活気を取り戻すのはいつになるのか、今のところ検討もつかない。中国国内で開催予定だった各種イベントも軒並み中止?延期になった。また、日本に帰国した社員が中国に戻ってこられる目処も立っていない。春節が終わり、職場に復帰した今でも道に飾られている真っ赤な提灯などを見ると、状況が変化していないことを実感する。だが緊張感がある日常が続いているが、街全体が感染予防に注意を払っているからこそ、北京では普段のように出社し、買い物に行き、そして安心した生活が送れるのだと思う。


感染拡大の報道が増える中で、一時帰国を考えたこともないわけではない。だがとっくに北京を活動拠点にしていることや、日本より厳格に行われている感染予防措置を考慮すると、帰った方がより大変だと判断して北京に残った。そして日本で感染拡大の傾向が進んでいる今、「塞翁が馬」の故事を思い出している。


今回の中国の感染拡大の支援として、日本から中国に届けられた物資に「山川異域 風月同天」と書かれていたことが両国で話題になった。約1300年前に日本が中国に贈った「国は違えど天下は同じ」という意味の詩の一部であり、その歴史的教養に満ちた好意は中国側への励ましになっただけではなく、災害による両国の張り詰めた雰囲気を和らげてくれた。だが中国へ物資を送っていた時の日本は、「国は違えど天下は同じ」だということをあまり意識していなかったのではないだろうか。


中国で感染拡大が深刻化する中、日本では各地で「頑張れ武漢」の声が上がり、武漢や中国のために多くの人間が行動を起こした。しかしその当時、多くの日本人は感染拡大を対岸の火事だと思って気にかけていただろう。自分も日本なら大丈夫だと思って一時帰国を考えていたし、日本の家族や友人からも心配や応援の言葉をもらった。だがウイルスに国境はなく、今は中国が日本を心配している。


日中の長きにわたる友情や、日本の災害時に中国がしてくれた支援への恩返しを表す「頑張れ武漢」という言葉が、まさか1カ月余りで「頑張れ日本」という声援になって中国から返ってくるとは誰も思わなかったのではないか。


「山川異域 風月同天」の言葉の意味がますます重くなっている今、各人が当事者意識を持って情報を発信し、日中両国ひいては世界の現状を伝え合うことが重要だ。


春节期间冷清的西单,商场的大屏幕上提示 “必戴口罩”(摄影:佐藤祐介)



从“中国加油”到“共同加油”


今年春节长假,原本计划跟往年一样,看看新上映的电影,逛逛庙会,感受假期里因餐厅歇业等带来的短暂不便。然而,在春节假期刚开始时,我完全没有预料到会出现这样的情形——电影集体下线,电影院临时关张,节后也还有大量商户大门紧闭。


春节假期延长,无事可做,一直待在家里也不利于健康,我便到西单、王府井和国贸一带转了转,看看这些闹市区现在究竟是什么情况。这些地方都没什么人,对此我当然早有料想。不过,在一片寂静之中仍能感受到人们生活的气息,反而让人觉得有些怪异。门可罗雀的商场内,回荡着春节期间特有的喜庆背景音乐,更凸显了一种空寂。有的商家勉力维持营业,却不见客人上门,令人唏嘘。不过,这也让我了解到,即便在这种情况下经济也未完全停滞。那些戴着口罩坚守岗位的店员和保安,给我增添了些许信心。


可是,这座城市何时才能恢复往日活力,目前仍完全无法判断。中国国内原本计划举办的各项活动接二连三地取消或延期,回到日本的同事们何时能返回中国工作也毫无眉目。复工之后,满街依然可以看到春节前装饰的大红灯笼,让人真实地感受到疫情仍未改观。每天仍有些紧张。不过,正因为整座城市都加大了防疫力度,所以在北京,还是可以像往常一样正常上班、购物,安心地生活。


随着疫情扩散的报道不断增多,我也不是没有考虑过暂回日本避一避。不过,我长时间在北京生活,而且考虑到比起日本,中国采取了更加严格的防疫措施,现在回国可能麻烦更大,最终决定还是留在了北京。如今,日本有疫情蔓延之势,这让我不禁想起了“塞翁失马”的故事。


这次,从日本送往中国的救援物资上写有“山川异域,风月同天”的字句,一时在两国成为热门话题。这是约1300年前日本赠予中国的一首诗中的字句,意思是“虽然彼此国家不同,但都身处同一个世界”。日方这一充满历史涵养的善意,不仅给中方以鼓励,还缓和了两国由疫情引发的紧张气氛。不过,在给中国寄送救援物资的当时,日本对这句话的意思可能并没有想那么多吧。


在中国疫情快速发展的过程中,日本各地出现了“武汉加油”的声音,人们为支援武汉和中国积极行动。不过,当时很多日本人大概对于疫情蔓延并没有感同身受吧。我也一度认为日本比较安全,考虑过暂时回国。我的家人和朋友们也担心我,安慰鼓励我。可是病毒不分国界,现在轮到中国为日本担心了。


日中两国友好源远流长。为了表达对中国在过去日本遭遇自然灾害时给予支援的感谢,日本向中国送上“武汉加油”。谁也没想到,仅仅一个月后,中国要向日本回赠“日本加油”了。


如今,“山川异域,风月同天”这句话的含义显得愈发深刻。重要的是,各方应该主动沟通信息,使日中两国乃至全世界相互了解各自的情况。


佐藤祐介

人民中国杂志社日籍雇员



翻译:陈克



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